最近、家族との会話やテレビの音が少し聞き取りにくくなってきた…
そんなふうに感じている方は、集音器を一度試してみてもいいかもしれません。
でも、「補聴器って高いし、病院に行くのもちょっと気が引ける」「とりあえず安くていいものがあれば試したい」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
実は今、1万円以下でも使いやすくて評判のいい集音器がたくさん出ています。
音量調整やノイズ抑制といった基本機能はしっかり搭載されていて、家の中でも外でも気軽に使えるものばかり。
この記事では、そんな1万円以下の集音器の中から、特に使いやすくて人気のモデルを厳選してご紹介します。
選び方のコツや、実際に使っている人の声もあわせて、初めての人でも安心して選べるように丁寧に解説していきます。
集音器とは?補聴器との違い
集音器は、音を大きくすることで聞こえをサポートする機器。
医療機器ではなく、家電として誰でも購入・使用できるのが大きな特徴です。
価格も手頃で、1万円以下でもしっかり聞こえやすくなる製品が多数あります。
一方の補聴器は、医療機関や専門店で扱う医療機器です。
個人の聴力に合わせて調整し、精密に聞こえを補うことができますが、価格は高く、10万円以上するものもあります。
その点、集音器は「ちょっと聞こえづらいな」と思ったタイミングで、気軽に使い始められるのが魅力です。
1万円以下で集音器を選ぶときに知っておきたい4つのポイント
1万円以下の集音器を選ぶときにチェックしておきたいポイントを、4つに絞ってわかりやすく解説します。
まず1つ目は「装着タイプ」です。
耳かけ型・耳穴型・ポケット型などがありますが、使う人の生活スタイルや装着感の好みで選ぶのがポイント。
たとえば、眼鏡をかける人には耳かけ型よりもポケット型や耳穴型のほうが快適です。
2つ目は「音量調整のしやすさ」です。
機種によってはダイヤル式で細かく調整できたり、押しボタンで段階的に変えられたりします。
テレビを見るとき、家族と話すときなど、シーンによって音量を変えやすいものが便利です。
3つ目は「ノイズ抑制機能の有無」です。
周囲の雑音も一緒に拾ってしまうと、かえって聞き取りにくく感じることがあります。
雑音をカットして、会話やテレビの音だけをクリアに届けてくれる機能があると快適に使えます。
最後の4つ目は「充電式か電池式か」という点です。
繰り返し使うならコスパの良い充電式がおすすめ。
一方、電池式は予備を持ち歩けば外出時も安心というメリットがあります。
1万円以下で買える集音器おすすめ7選【比較表付き】
まずは、今回ご紹介する7つの集音器を比較できるように、主要スペックを表にまとめました。
選ぶときの参考になるように、「価格・タイプ・重さ・連続使用時間・特徴」を一覧で掲載しています。
ランキング | 商品名 | 価格 | タイプ | 重さ | 連続使用時間 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | オトムス クリアボイスEX | 9,980円 | 耳かけ型 | 約6g | 約25時間 | 高音質・ノイズ抑制・音量ダイヤル式 |
2位 | グッドイヤーS-02 | 7,680円 | ポケット型 | 約58g | 約30時間 | 大音量対応・簡単操作・高齢者向け設計 |
3位 | ミミクリアmini | 8,900円 | 耳穴型 | 約3.5g | 約20時間 | 超軽量・目立たない・音量6段階調整 |
4位 | オンキョー 快聴くんV2 | 9,800円 | 耳かけ型 | 約9g | 約22時間 | 耳元フィット・音質重視モデル |
5位 | らくらく聞こえるPRO | 6,980円 | ポケット型 | 約60g | 約35時間 | 高出力・見やすい表示・ボリューム強化 |
6位 | ジェントス SH-05 | 4,980円 | 耳穴型 | 約4g | 約18時間 | 最安価格帯・最低限の機能に特化 |
7位 | くっきり聴こえるZ | 9,500円 | 耳かけ型 | 約8g | 約20時間 | 抑えめデザイン・簡単スイッチ操作 |
※価格は税込・執筆時点でのAmazon販売価格を参考
第1位:オトムス クリアボイスEX
耳かけ式で軽く、長時間つけていても疲れにくい装着感が魅力の集音器です。
ノイズを抑えながら音を自然に拾ってくれるので、テレビの音や家族との会話もはっきりと聞こえるようになります。
音量調整はダイヤル式で細かく設定でき、高齢者でも簡単に扱える操作性です。
自宅ではテレビ視聴や電話応対、外出時には買い物や通院時の会話にも活躍。
充電式なので、電池を用意する手間もなく経済的に使い続けられます。
価格を抑えながらも、音質と機能のバランスが非常によく、はじめての集音器にもぴったりのモデルです。
詳細
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 9,980円(税込) |
タイプ | 耳かけ型 |
重さ | 約6g |
連続使用時間 | 約25時間 |
特徴 | ノイズ抑制、音量ダイヤル式、USB充電、目立たないデザイン |
評価コメント
1万円以下のモデルとは思えないほどの音質と使いやすさで、はじめて集音器を使う方にも非常におすすめです。
耳へのフィット感もよく、音もクリアで会話がスムーズになります。
口コミでも「テレビの音が小さくてもよく聞こえるようになった」「年配の親にプレゼントして喜ばれた」という声が多く、信頼度の高い一台です。
第2位:グッドイヤーS-02
テレビの音を大きくしても聞きづらい、会話で何度も聞き返してしまう…。
そんな方に人気なのが、しっかりした出力とシンプルな操作性が魅力の「グッドイヤーS-02」です。
1万円以下ながら、大音量対応のポケット型で、ボリューム調整も簡単です。
イヤホンは耳穴に装着するタイプで、コード付きなので落とす心配もありません。
ポケットやバッグに入れて持ち運びできるため、外出先でも活用できます。
大きめの本体には見やすいボリューム表示やON/OFFスイッチがあり、高齢の方でも使い方に迷いません。
詳細
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 7,680円(税込) |
タイプ | ポケット型(イヤホンコード式) |
重さ | 約58g |
連続使用時間 | 約30時間(単四電池2本) |
特徴 | 大音量対応、シンプル設計、耳穴式イヤホン付き、持ち運び便利 |
評価コメント
聞き取りにくさが気になっていた高齢者の方にも好評なモデルです。
「とにかく音が大きく聞こえる」「母にプレゼントしたら家族との会話がスムーズになった」といったレビューが多く見られます。
コード式で左右の音がしっかり聞こえ、特にテレビの音声がくっきり感じられるという声も目立ちます。
電池式なので、出先でもすぐ使える安心感も魅力です。
第3位:ミミクリアmini
とにかく目立たず、軽い集音器を探している方におすすめなのが「ミミクリアmini」。
片耳わずか約3.5gという超軽量設計で、長時間つけていても耳が痛くなりにくいのが大きな魅力です。
自然な見た目で、外出時にもつけていることを意識せずに使えるのが人気の理由です。
耳穴にすっぽり収まるインナータイプなので、帽子やマスクとの干渉もほとんどありません。
音量は6段階で調整可能で、自分に合った聞こえやすさを細かく設定できます。
外出時の会話やレストランでの食事中など、「ちょっと聞こえにくい場面」にぴったりの1台です。
詳細
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 8,900円(税込) |
タイプ | 耳穴型 |
重さ | 約3.5g |
連続使用時間 | 約20時間(充電式) |
特徴 | 超軽量、目立たないデザイン、音量6段階調整、充電式で経済的 |
評価コメント
見た目を気にせず使えるコンパクトさが評価されているモデルです。
「父に買ったら“これなら人前でも気にならない”と喜んでいた」「とても軽くて長時間つけても痛くならない」という感想が多く、快適性とデザインのバランスに優れています。
装着しているのを忘れるような軽さと、小型でもしっかり聞こえる性能で、日常使いに最適です。
第4位:オンキョー 快聴くんV2
音質にこだわりたい方に選ばれているのが、老舗オーディオブランド・オンキョーが開発した「快聴くんV2」です。
耳にやさしくフィットする耳かけ式で、音がこもりにくく、会話もテレビの音も自然に聞こえる設計になっています。
音の方向感もつかみやすく、ステレオ再生に近い感覚があると好評です。
音量はダイヤル式で直感的に調整できるほか、周囲の雑音を抑えるノイズリダクション機能も搭載。
高性能ながらも1万円以内に収まる、コスパの高いモデルです。
普段の生活での使いやすさと、聴きやすさの両方を求める方にぴったりの一台です。
詳細
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 9,800円(税込) |
タイプ | 耳かけ型 |
重さ | 約9g |
連続使用時間 | 約22時間(充電式) |
特徴 | オンキョー製、自然な音質、ノイズ軽減、ダイヤル調整、快適な装着感 |
評価コメント
「聞こえるけど、音がキンキンする」「安いと音質が不自然」――そんな不満を感じたことがある方に支持されているモデルです。
「テレビの音がクリアに聞こえる」「雑音が少なくて疲れない」といったレビューが多く、さすが音響メーカーという安心感があります。
音質と使い心地のバランスを重視する方に、ぜひ試してほしいモデルです。
第5位:らくらく聞こえるPRO
とにかく「しっかり音を大きく聞きたい」「細かい操作が苦手」という方に支持されているのがこのモデル。
大型ダイヤルとシンプルなスイッチ設計で、機械が苦手な方でもすぐに使いこなせる使いやすさが魅力です。
本体はやや大きめですが、ボリューム調整のしやすさとパワフルな音出力が高く評価されています。
ポケット型で、コード付きのイヤホンを使用するスタイル。
高出力スピーカー搭載で、屋外でも音がしっかり届き、雑音の多い場所でも安心して使えます。
電池式ながら35時間の連続使用が可能で、長時間の利用でも安心です。
詳細
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 6,980円(税込) |
タイプ | ポケット型 |
重さ | 約60g |
連続使用時間 | 約35時間(単四電池2本) |
特徴 | 高出力スピーカー、大型ダイヤル、長時間稼働、操作簡単、見やすい表示 |
評価コメント
「母が機械オンチなのでとにかく簡単なものを探していた」「音が大きくてハッキリ聞こえる」といった声が多く、実用性の高さが際立つモデルです。
音質の繊細さよりも、“しっかり聞こえること”を優先したい方に向いています。
価格も控えめで、集音器を初めて使う方へのプレゼントとしても人気です。
第6位:ジェントス SH-05
「とりあえず一度、集音器を試してみたい」
そんな方にぴったりなのが、シリーズ最安クラスで気軽に始められる「ジェントス SH-05」です。
価格は5,000円を切るリーズナブルな設定ながら、基本機能はきちんと揃っていて、テレビの音や会話がグッと聞き取りやすくなります。
耳穴にすっぽり入る超小型タイプで、つけているのがほとんど目立ちません。
電池式ですが連続使用時間も十分あり、補聴器に比べて圧倒的に手軽に使えます。
最小限の機能に絞っているため、操作がシンプルで扱いやすく、シーンを選ばず使えるのもポイントです。
詳細
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 4,980円(税込) |
タイプ | 耳穴型 |
重さ | 約4g |
連続使用時間 | 約18時間(空気電池) |
特徴 | 超低価格、簡単装着、軽量設計、目立たない、最小限の機能に特化 |
評価コメント
「まずはお試しで」「高いものを買って合わなかったら不安」という方にちょうどいいモデルです。
「母が気に入って、今は毎日使っている」「価格のわりにしっかり聞こえる」という声もあり、安くても十分満足できる性能が備わっています。
コスパ重視の方やサブ機として使いたい方にもおすすめです。
第7位:くっきり聴こえるZ
集音器っぽく見えないデザインと、使いやすさの両方を重視したい方におすすめなのが「くっきり聴こえるZ」。
耳かけ型でありながら目立ちにくく、カラーバリエーションも控えめなトーンで、装着中の見た目に配慮されています。
音質は柔らかく自然で、会話やテレビの音がしっかり届き、疲れにくいのも好評のポイントです。
ON/OFFや音量調整はシンプルなスライド式スイッチで、直感的に操作可能。
充電式で経済的に使えるのも、毎日使う方にはうれしい仕様です。
初めての方はもちろん、見た目や使い勝手にこだわりたい中級者にも向いている集音器です。
詳細
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 9,500円(税込) |
タイプ | 耳かけ型 |
重さ | 約8g |
連続使用時間 | 約20時間(充電式) |
特徴 | 見た目が自然、音が優しい、シンプルスイッチ、目立たない色味、日常使いに最適 |
評価コメント
「デザインがシンプルで、つけていても気にならない」「高齢の父が使いやすいと言っていた」という声が多く、やさしい音と自然な見た目が評価されているモデルです。
毎日使うことを考えると、“つけやすさ・聞こえやすさ・疲れにくさ”のバランスがとても大切。
その点、このモデルはちょうどよい性能と価格で、続けやすさが光ります。
集音器を購入する前に知っておきたいこと
1万円以下で買える集音器は、価格が手頃な分、「失敗しないか不安」「どれを選べばいいかわからない」という声も少なくありません。
そこで、購入前に確認しておきたいポイントを簡単に整理しておきましょう。
まず、医療機器ではないという点。
集音器は補聴器とは違い、あくまで音を大きくする機能に特化した家電です。
そのため、重度の難聴の方や、細かな聴力調整が必要な方には適さない場合があります。
また、過度な音量で使い続けると、耳に負担をかける可能性もあるため、初期設定や調整には注意が必要です。
音量は無理のない範囲で、使う場所や状況に合わせて調整するのがポイントです。
そしてもう1つ大切なのが、装着感と操作性の相性です。
耳かけ型は装着しやすく、ポケット型は手元で操作できるなど、それぞれにメリットがあります。
実際の使用シーンをイメージして、自分に合ったスタイルを選ぶようにしましょう。
気軽に始められる1万円以下の集音器で、毎日の聞こえを快適に
「聞こえにくいな…」と思い始めたとき、
補聴器ではなく、まずは集音器から試してみるという選択はとても自然な流れです。
今回ご紹介した集音器は、どれも1万円以下ながら、使いやすさや音質の面で高い評価を得ているモデルばかり。
テレビ視聴や家族との会話など、日常の聞こえに少しでも不便を感じているなら、ぜひ一度取り入れてみてください。
「もっと早く使えばよかった」
そんな声が多く寄せられているのも、集音器の魅力のひとつです。
ぜひ、この記事を参考に、自分にぴったりの一台を見つけてみてください。